キャッシュフローとは!

☆現金が動いてキャッシュフローは生じる☆

キャッシュフローは、英語で書くとcash flowとなります。キャッシュは現金、フローは流れの事ですから、文字通り現金の流れ、つまり会社における現金の入り(流入)と出(流出)を意味する言葉で、現金の収支を表します。

例えば、製造業では、原材料を買って製品をつくり、それを販売します。原材料を買うと現金が支出されます。現金は出るだけでなく製品を販売すると入ってきます。

また、設備投資をすれば現金は出ていきますが、その設備で製品を作って販売すれば、売上という形で現金が入ってきます。

ここで注意しなければならないのは、原材料をかったり、製品を販売したときでも、現金の支出や収入がなければ、キャッシュフローはないということです。

会社の場合、小売業などのように一般消費者を相手にした現金商売ではないため、製品や商品を販売したからすぐに現金が動くというわけではありません。信用取引による「掛け」取引が一般的です。ですから、売上があったからといって即現金の流入にはなりません。

物の売り買や設備投資などがあり、現金が動いて初めて、キャッシュフローは生じます。

現金の流入と流出は、製品の販売などの営業活動だけから起こるものではありません。 設備投資をして、その代金を払ったら現金が動くし、 銀行から事業資金を借りたとした。やはり現金は動きます。 これらの現金の動きをキャッシュフローというわけです。

原材料を仕入れて製品をつくって販売した結果、 手元に現金が残ればキャッシュフローは 「流入超過」といいます。反対に、手元に現金が残らずに赤字となれば 「流出超過」といいます。
キャッシュフローといった場合、税引後当期純利益+滅価償却費一社外流出分(役員賞与+配当金) で表すか、もっと簡便的に税引後当期純利益+減価償却費で表すことも多いようです。

☆決算数字と現金収支は必ずしも一致しない☆

会社が儲かっているかどうかをみるときには、 損益計算書(P/L)から利益が出ているかどうかをみます。 キャッシュフローは、この利益とよく対比される言葉 (概念)です。利益は収益(売上げ)から費用を差し引いたものです。 これに対して、キャッシュフローは収入から支出を差し引いたものです。会社の決算では、売上げや費用は必ずしも現金を伴わな
い、と前に述べました。 このため、決算の数字と現金の収支が一致しなくなるのです。キャッシュフローを理解するうえで、 この点が最も重要になります。