開業オープン一ヶ月又は三ヶ月後のチェック、分析!

開業オープン一ヶ月又は三ヶ月後のチェック、分析!

店舗開業をしたばかりで日々の売上をどのように分析すればいいのか分からず悩んでいませんか?そんなときはABC分析を活用してみましょう。

もともとABC分析は製造業の在庫管理で行われていたものですが、飲食店の売上分析に応用することができます。今回は飲食店のABC分析をわかりやすく解説していきます。お店の売れ筋商品、死筋商品、どちらでもない商品をカンタンに見極めることができるようになります。

飲食店のABC分析とは?

飲食店のABC分析とは、売れ筋商品・死筋商品・どちらでもない商品の3つに分けることをいいます。ABC分析によって商品の現状を認識すること、そして分類された商品ごとに異なる販売戦略をたてれば、売上を改善することができるようになります。そのために、まずはABC分析を行い商品をランク付けする必要があります。売れ筋の基準を売上の大きさで測る場合は、以下3つの視点でABC分析を行うことになります。

販売個数

売上金額(原価が分かれば販売金額でも可)

売上構成比

ABC分析の具体的な方法は後ほど解説していきますが、上記3つの軸を元にすべての商品を以下のランクに分類します。

Aランク(売れ筋商品):累計売上構成比0~70%

Bランク(どちらでもない商品):累計売上構成比70~90%

Cランク(死筋商品):累計売上構成比90~100%

このように分類した商品をどのように経営に活かすことができるのかを見てきましょう。

ABC分析は何のためにするの?

ABC分析はお店の経営を改善するために行うものです。「売れ筋だ」「死筋だ」と感覚値で捉えていた商品を、データに基づいて見える化することで、実際は売れ筋だった、思ったより売れていなかったなど、現状を正確に把握することが出来るようになります。

たとえば、Aランク商品(売れ筋商品)をメニューに大きく目立たせることで、さらに売上を伸ばすことができるようになります。また、Cランク商品(死筋商品)は思い切ってメニューから外すなどの判断も可能になります。

また、もっとも粗利貢献する商品がBランク(どちらでもない商品)だった場合、Aランク商品にするための施策を考えるなどもできるようになります。

ABC分析の方法

実際に、以下の手順でABC分析を行ってみましょう。今回は売上の大きい商品を売れ筋商品と位置づけて、月次ABC分析を行います。

・調べたい商品の1か月分の売上金額を用意します。

・次に売上金額が高い順に商品を並べ替えます。

・1つ前の商品を足しながら、累積売上を計算していきます。

・1番最後の累積合計額を使って、商品それぞれの売上構成比を算出します。

・算出した売上構成比でAランク(0~70%)、Bランク(70~90%)、Cランク(90~100%)に分けます。

たとえば定食メニューの月間売上が以下だったとします。

A定食 200,000円

B定食 150,000円

C定食 240,000円

D定食 400,000円

E定食 180,000円

そして、売上の高い順に商品を並べ替え、累積売上と売上構成比を算出すると、以下のようになります。

 売上累積売上売上構成比

 D定食400,000円  400,000円34%
(400,000円/1,170,000円)C定食240,000円640,000円55%
(640,000円/1,170,000円)A定食200,000円 840,000円 72%
(840,000円/1,170,000円)E定食180.000円1,020,000円87%
(1,020,000円/1,170,000円)B定食150.000円  1,170,000円100%
(1,170,000円/1,170,000円)

 上の内容でABC分析を行うと以下のようになります。

Aランク(0~70%):C定食、D定食、

Bランク(70~90%):A定食、E定食

Cランク(90~100%):B定食

AランクのC定食とD定食は売れ筋商品であるため、積極的なご案内や、品切れにならないように仕入を確保しなければならないことがわかります。

まとめ
ABC分析とは【売れ筋商品・死筋商品・どちらでもない商品】の3つに分けることである

ABC分析をすることで売上を改善することができる。

ABC分析は売上だけでなく在庫管理などお店の経営改善に役立てることができる。

ABC分析を活用すれば、店舗開業したばかりの人でもカンタンに日々の売上を分析することができるようになります。今回は1カ月の売上実績データでABC分析を行いましたが、季節や週単位で分析することでまた違った結果を導き出すことができます。お店の形態に合わせた内容で分析し、戦略的な経営をするツールとして是非活用してください。