利益の求め方をつかんでおく!

利益の求め方をつかんでおく

☆本業の儲けは営業利益から見る☆

会社の利益は損益計算書(P/L)で示されます。損益計算書は1年間の企業活動の成果を表しています。ですので会社の通知表ともいえます。
P/Lにおいては、どれだけ儲けたかという利益を表すのに、売上総利益、 営業利益、 経常利益、 当期純利益という4つが表示されています。 これらは費用をどこまで含むのかによって異なります。
売上総利益は売上高から売上原価を差し引いたものです。
製造業では製品を生産した段階の利益を、 非製造業では仕入れと販売の利幅を、 それぞれ表しています。
売上総利益は最も基本的な利益で、 一般的には粗利益と呼ばれています。これが前年と比べて低くなっているようであれば、売上げが落ちていない限り、 製造業では製造原価が増えてきていることを示し、 卸売業などでは仕入れ原価が増えてきていることを示します。
売上総利益から、広告宣伝費などの販売費や本社経費などの一般管理費を差し引いたものが営業利益です。
売上総利益は製品や商品そのものの採算がとれているかどうかを示すものですが、営業利益はそこからさらに、 敗元祖織や本社の運営などの効率性までを含めた利益を示します。

売上総利益=1-2
営業利益=1-2-3
経常利益=1-2-3+4-5
税引前当期純利益=1-2-3+4-5+6-7
税引後当期純利益=1-2-3+4-5+6-7-8

営業利益は、売上総利益から製品や商品の販売などにかかる費用を差し引いた利益ですので、本業でどれだけ儲けたのかをみるのに、最も適しています。

●会社トータルの利益なら経常利益を読む

会社は本業だけで利益を出していたり、 費用を使っているわけではありません。余裕資金があれば預金などで運用しますし、運転資金や設備投資資金が足りなければ借入れもします。
そして、運用した利益を受け取ったり、 金利を支払ったりします。こうした財務活動まで考慮して、その会社がトータルでどれだけ儲けたのかをみるのが経常利益です。財務活動から入ってきたものは営業外収益、 かかった費用は営業外費用に計上されます。
経常利益は、営業利益に営業外収益を加え、 営業外費用を差し引いて求めます。 企業分析をするときに、 最もよく用いられる利益です。
売却して儲けることが目的ではない固定資産や子会社株式などの有価証券の売却によって、 購入価額と売却価額の差額である利益が出たり、 損失が生じたりします。 こうした経常的でない損益を、特別損益といいます。
当期純利益(正確には税引後当期純利益)は、 経常利益から特別損益を加減し、 法人税や住民税などを差し引いたあと、最終的に会社の手元に残る利益のことです。
当期純利益から配当金や役員賞与といった社外流出分を差し引いた残りが、会社の蓄積、いわゆる社内留保となります。

会社の利益、資金は奥深いです。よくよく勉強して考えましょう!