職場の人間関係づくり3つのコツ。やっぱり「ゆとり」はやりにくい?「新型コロナウイルス感染症対策勉強編」

苦手な人と一緒に仕事をする時は余計なストレスや悩みがつきもの……。みなさんは職場の人間関係やコミュニケーションで困っていませんか? 

周りに苦手な人たちがいても、うまくいっている人は一体どんなことを心がけているのでしょうか。今回は、職場の「ゆとり世代」や「困った人たち」との付き合い方について見ていきます。

職場の”やりにくい人”は「ゆとり世代」以外にも

そもそも「ゆとり世代」に明確な定義はありませんが、一般的には1980年度、1992年度、2002年度に行われた「ゆとりを持たせる学習指導要領の改訂・実施」に基づき、ゆとり教育を受けた世代のことを指すと言われ、かなり幅広い年齢にまたがります。

本来、人の特徴を世代で括るのは適切ではないでしょう。ただ、教育方針の明らかな違いからか、「ゆとり世代」の価値観や行動に少なからずショックを受けている人たちがいるのも事実です。

その特徴としてよく挙げられるのは、以下のような点です。

 ・強く注意されると、すぐ落ち込みがち
 ・プライドが傷つくと、ふくれることも
 ・仕事は仕事、プライベートはプライベートと切り分ける
 ・「みんながしているから」では動かない
 ・電話が苦手で、メールやSNSで要件を済ませたがる
 ・自分らしさを大切にする
 ・適度な距離間を保ちながらコミュニケーションを取る
もちろん、悪い面ばかりではなく良い面も含まれています。また、全てのゆとり世代が当てはまるわけではないですし、異なる年代層でこれらの特徴を持つ人もいるでしょう。

しかし、職場でも「ゆとり世代」との世代間ギャップを感じるという声は多く耳にします。特に、ゆとり教育初期の年代は30代前半という職場の中堅どころに差し掛かっているだけに、上の世代とのギャップから生じるトラブルもあるようです。

ところが、職場の人間関係の悩みの種は「ゆとり世代」だけではありません。代表的なのは次のような例でしょう。

 ・中堅なのに、基本中の基本の質問を繰り返す”ゆるふわ女子”
 ・既婚なのに、女子社員に近づいてその気にさせる”超雑食系男子“
 ・自分が優位でないと気が済まない超面倒な”マウンティング女子”
 ・上長には”天使”、部下には”悪魔”で接する”二面性上司”
 ・「お前はダメだな」「バカか!」と大勢の前で怒鳴る”パワハラ上司“
誰にでも欠点はあるものですが、一緒に仕事をするのが苦痛になるほど極端な人もいるようです。仕事である以上、嫌とは言えず不可解な言動や行動に対してきっぱり断るのは難しいでしょう。

そんな人たちに毎日振り回されているという場合は、職場の人間関係をスマートにこなす人たちの行動を参考にしてみましょう。

良い人間関係づくりのヒントは偏見払拭と先手の行動にある

ここでは、職場の”やりにくい人”とどのように付き合えばいいのか、「ゆとり世代」を中心に付き合い方のコツを紹介します。

 どうコミュニケーションするか~3つのポイント

ゆとり世代とのコミュニケーションでは、意識したいことが3つあります。その特徴を確認しながら、詳しく見ていきましょう。

(1)精神論を押し付けない

ゆとり世代は「生徒自身で考える力を養うこと」を目的に、余裕(ゆとり)を持たせる教育を受けてきました。何より個性を尊重されてきたので、昔ながらの喝や激励といった精神論はモチベーションを上げることにはつながらず、かえって負担に感じてしまうでしょう。

(2)慣れるまでは細かく丁寧な指示をする

また、ゆとり世代の魅力として、言われたことは責任を持ってこなすという特徴があります。そこで指示や依頼を出す時は、その仕事の意義やメリットを説明したほうがスムーズだと考えられています。

(3)注意や忠告をしたあとのフォローを怠らない

個人の趣向を伸ばす教育を受けてきたゆとり世代には、打たれ弱い傾向があり立ち直りに時間がかかる人も……。注意や忠告をした後には仕事力の向上や、信頼関係を構築するためにも、改善策を一緒に考えるという機会を有効活用しましょう。

 距離を置いたほうが良い人もいる

困った人たちは、周りを不快にさせ、仕事を停滞させるというネガティブな影響を及ぼしかねません。そういった人たちと真正面からコミュニケーションを取り続ければ、メンタルが不安定になってしまう恐れもあります。そのような場合は、無理をせず、できるだけ距離を置くことを心がけましょう。

自分から歩み寄れば解決できることも

つい「これだから、ゆとり世代は…」という世代間の偏見や嫌悪感で、必要なコミュニケーションまで避けていませんか?  職場で起こる問題の多くは、コミュニケーション不足などが原因だと言われています。中には、解かれないままの誤解も少なくないでしょう。そう考えると、相手を責めたい自分自身にも何か誤解があるかもしれません。

そういう相手には、自分から話題を振ってみたり、「ありがとう」や「大丈夫?」など気遣いの言葉をかけることを心がけてみてはいかがでしょうか。相手の良さを意識的に探すようにすると、苦手な人との間にある見えない壁も次第に取り除かれていきますよ。

不思議なもので、できれば付き合たくなかった嫌われ上司や先輩も、自分から話しかけると捉え方が変わります。受け身なら「小言」でも、自分から聞けば「実はためになること」だと気付くことも多いのです。

最後にまとめ!

職場の人間関係は、時に大きなストレスの要因になってしまう場合もあるでしょう。けれど「あの子はゆとり世代だから」「世代が違うから」と敬遠することが、余計なストレスにつながっているかもしれません。

まずは先手のコミュニケーションで、相手を理解するのも打開策のひとつです。トラブルやストレスを抑える適切な距離感を掴んでいきましょう。