営業職と接客業の違い

営業職と接客業の違いとは一体何でしょうか。多くの共通点があることは間違いありませんし、そうした共通点があることから「大差ない」と理解している方も少なくありません。が、営業職と接客業は明らかに異なる職種なのです。ではどのような違いがあるのか、その点を確認して見ることにしましょう。

①接客業と営業職の違いその1 「優先すべきことが異なる」

営業職と接客業の違いとして一つ目に挙げられるのが、お客様と接する場合の目的の違いです。

自社商品を売る目的でお客様と接するのが営業

営業職は自社商品を販売または契約するという目的でお客様と接するのが、第一となります。また、営業職とお客様が接する場合のお客様側の意志ですが、特に初期段階等ではお客様の意志としては、「買う気はない」「買いたくない」といった場合は多々あります。そのような意味で、営業職は少なくともお客様の意志や気持ちだけを最優先していては職責は果たせない仕事と言えます。

それは決してお客様の気持ちを考えない、尊重しないという意味ではなく、接客業との決定的な違いでもありますが、お客様が現況買う意志がないとすれば、その意志を「納得して頂いた上で買いたい」と変えることが営業職の仕事だと言えます。

お客様の要望やニーズに対応するのが接客業

接客業はお客様に商品を販売することも仕事の一つであり、この点では営業と共通していると言えます。しかしながら、接客業はお客様に商品を売ることが最優先ではありません。では接客業は何を最優先させるかと言うと、それはお客様のニーズや要望、目的に対応することです。つまり、この最優先すべきことが営業職と大きく異なっているのです。

例えば手が空いているタイミングでお客様からトイレの場所を尋ねられたとしたら、トイレの場所を案内するのが最優先です。また、お客様が買う意志を持って商品を吟味していたとしても、お客様が今すぐの接客対応は求めていないといった場合があります。そのような場合はお客様のそうした気持ちを最優先し、お客様から接客を求められてきた場合に迅速に対応出来るようそっと遠くから見守るのも接客業の役割です。

②接客業と営業職の違いその2 「求められる成果が異なる」

接客業に求められる成果はずばり「顧客満足」です。お客様の要望やニーズを満たすという接客サービスによって、お客様がそのサービスに満足し、喜びや感謝の気持ちを抱いて頂き、接客を行った人、もしくはその会社をひいきにしてくれるようなお客様を作ることが、接客業に求められる成果です。